ストックフォトの収支をまとめていて、改めてもストックフォトは儲からないなと感じています。
世界各地の世界遺産や風景を撮り歩いていますが、こういった素材はストックフォトではあまり儲かりません。
ある年のストックフォトの収支をまとめてみたところ、こんな感じでした。
経費 88万円
売上 38万円
経費回収率 44%
撮影にかけた経費の半分も回収できていない結果となっています。
経費の内訳は、交通費、宿泊費など。国際線のフライトはマイルを使ったりしているので、理論的な回収率はこれより下がります。
売上はシャッターストックのみ集計。集計に手間がかかるピクスタなどは入れてませんので、実際の回収率はこれより上昇する方向。
現時点での回収率を計算していますが、売上は時間経過とともに増えていくので、単純回収率は向上していきます。数学的にはいずれは経費は回収できます。ただ経費投入と売上時期の時間的な差の割引率を考えると、実質的な回収率が向上するかは不透明。デフレが続けば回収率は向上していきます。
つまるところ、ストックフォトのために海外へ取材に出かけても儲からないということが分かると思います。
それでもストックフォトは続けます。それにはある理由があります。その辺は次回書きたいと思います。
掲載している写真はシャッターストックにて販売しています。
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